スピーカーを組み立ててみる。
面白そうな本を見つけたので、オマケ欲しさに買ってしまいました。
リンク: まるごと手作りスピーカーの本.
スピーカーを作る、というと、一般的には箱を作る話だと思うのですが、この本の売りはスピーカーそのものを組み立てられる事です。
最も、コイルを一から巻いたり、コーンを形にしたりといった事は無く、有る程度作ってあるものを組み上げて行くものなので、そう難しいものでは無いです。
強いて言えば、焦らず接着剤が乾くのを待つこと位でしょうか。
組上がったのは良いものの、まだ鳴らしていないです。(^^;
完成後接着剤が完全に乾くまで待つ様に、との事でしたが、期せずして充分な乾燥期間が取れそうです。(^^;
あとは適当なエンクロージャー(箱)作って、鳴らしてみたいです。
この本には、欠点がありました。
それは、一冊に一つしかスピーカーが付いていないことで、当然もう一つ欲しくなります。
・・・で、二冊買うと結構な値段になる事と、不要な”本”の部分が一つ出る事。
それと、単純にスピーカーを入手するには、素直に出来上がり品買った方が、内容を考えると安上がりですね。(^^;
同じ仕様のスピーカー、売ってないのが商売上手い所...
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コメント
参考URL見てみましたが、この雑誌と言い、この企画と言い、随分面白い雑誌ですね。
SPのサウンド・キャラクターを決定付ける要素として「ボイスコイル特性」と「スピーカー・コーン特性」に加え、SPをマウントする「箱(スピーカーBOX)」とが有るんで、どんな箱に・・・つまりどの位の容積のBOXでどの位共鳴させるか、とか・・・完全密閉なのか、またはバスレフなどで帯域に特徴を付けるか、とかでも随分とキャラクターが変わるというか変えられるので、そんな部分も手作りは楽しい世界だと思います。そして組み合わせるAMPとSPケーブルでもキャラクターが決定付けられるので、不思議と生き物のように面白い物でもあるし・・・
FOSTEX社は私らのようなProfessional Sound Recording EngineerやMusicianまたはArrangerにもActive Type(SPにPOWER AMP内蔵しているやつ)を近年使用している人が多いので、結構頑張っている会社のイメージがありますし、一般Audioより音楽業界向けの製品が多いので、こういった企画にも向いているのかも知れません。
F特が150Hz〜30KHzというのは7cmのフルレンジSPでは結構イイ方だと感じました。フルレンジが一番、音楽的にもバランス良く再生出来るし・・・
それにしてもこのパーツ軍団を組み立てるのは根気もいるでしょうし、完成した時には何とも言えない達成感があるので、この後のサウンド・チューニングが更に楽しみでしょうね・・・期待しています。
投稿: Dino Ferrari | 2005.08.20 05:54
かめさん、まいどどうも/^^;
Dino Ferrariさん、はじめまして。おsaitoです。
>>リンク: まるごと手作りスピーカーの本.
おお!@o@/ 昔の血が騒ぐリンク!-_~/
早速拝見...長岡先生もお元気そうで。ははぁ、「手作りスピーカーの巨人」になられたのですね^^
懐かしくて思わず指が「fostex」と検索してしまいました。
おお、懐かしの名機FE103はオシリに "E" が付いてまだ現役ですね。
=>あ、かめさんの下の方のリンクに...やっぱり話が合いましたね \^^/
>>スピーカーを作る、というと、一般的には箱を作る話だと思うのですが、
ユニットを作らずに箱を作るのには意味がありますよね。最終目的は良い音を聞くことなので、心臓部たるユニットはプロに任せて、好みのユニットから如何に自分の好みの音を再生させるかの環境的な位置づけのエンクロージャー自作という事になろうかと思います。
>つまりどの位の容積のBOXでどの位共鳴させるか、とか・・・完全密閉なのか、またはバスレフなどで帯域に特徴を付けるか、とかでも随分とキャラクターが変わるというか変えられるので、そんな部分も手作りは楽しい世界だと思います。
私個人の趣味としては推奨の大きさより大き目の密閉で鳴らしてみたいですね。といいますか、素人があれこれやると、結局クセの出るタイプはうまく調整しきれなくて、シンプルイズベストになっちゃうんですけど/^^;
それと、7cmだと、机に置いて邪魔にならないぐらいの小さな箱でパソコン用のスピーカーもいいですね。私はこういうスピーカーをアンプ無しで直接つないだ音が好きでして、パンチには欠けますが、へたにアンプを通すより上品な音がしたりします。ただ、磁石が強力ですから、不用意に磁気ディスクを近づけられませんね/^^;
>>この本には、欠点がありました。
>>それは、一冊に一つしかスピーカーが付いていないことで、当然もう一つ欲しくなります。
う~ん、これは価格を抑える意味だけではないような感じがしますね。
モノラルなら出来具合がどうでもそこそこ鳴るとは思いますが、ステレオで聴くと、ちょっとしたばらつきがバランスの崩れでモロに分かりますからね。
>SPのサウンド・キャラクターを決定付ける要素として「ボイスコイル特性」と「スピーカー・コーン特性」
以前にコーンを弄って左右のバランスが崩れてしまい、結局ユニットを買い直した事があります。
その経験からいきますと、このスピーカーユニットキットも、コーンの付け方によっては微妙に特性が変わるのでは?(ボンドを使うってのはコーンですよね?)
>>それと、単純にスピーカーを入手するには、素直に出来上がり品買った方が、内容を考えると安上がりですね。(^^;
キットは製造コストがかかっていない分安くなくてはならないのでしょうが、今回の製品は特例であるために返ってコストがかかっているのでしょう。
>>同じ仕様のスピーカー、売ってないのが商売上手い所...
一般に販売されているものと同じにすると、うまく組めないという可能性もありますよね。他にはノウハウの部分を隠さなくてはならないとか/^^;
>FOSTEX社は私らのようなProfessional Sound Recording EngineerやMusicianまたはArrangerにもActive Type(SPにPOWER AMP内蔵しているやつ)を近年使用している人が多いので、
私はホビー向けスピーカーとしか付き合った事がありません。(??年前)
その当時もステージ辺りで名前を見たような気はしますが。
ホビー用途はパソコン等に駆逐されて、比率としても業界向けにシフトしたのでしょうね。
では。
投稿: おsaito | 2005.08.20 07:54
Dino Ferrariさん、おsaitoさん、こんにちは。
纏めてレスで失礼します。
>>不思議と生き物のように面白い物でもあるし・・・
そうなんですよね、アンプをとっかえひっかえと言う訳には行きませんが、色んな箱作って試してみたい気持ちは有りますね。
(置き場所と時間がネックですけど...)
>>FOSTEX
パーツ系オーディオショップの印象が強いブランドですね。σ(^^;
デジ化で壊滅状態なオーディオ業界の中では、堅実に善戦しているイメージです。
家庭用の重厚長大完成品に行かなかったのが、結果として成功だったんでしょうね。
>>7cmのフルレンジSPでは結構イイ方だと感じました
流石に、サイズの割には立派なマグネット付いてます。
試しに組みあがったスピーカーを、15cmくらい離してTVの横に持ってきてみましたが、見事に画面上に磁場が現れました。(^^;
TV横に付けたかったので、キャンセルマグネット付けてみようかと思ってます。
(・・・が、近所のホームセンターには手頃な磁石無かった...)
>>このパーツ軍団
スピーカー単体としては、順番にねじ止めなり接着なりしていくだけなので、大した労力では無いです。
2個を同時進行で、取説よりチョット乾燥時間掛けながらでも、2時間ほどで出来ました。
・・・って、12時前からする事じゃ無かったですが。(^^;
>長岡先生
何年か前に亡くなられたそうです。
新聞記事は読んだ覚えが有ります。
ホントに神様になられちゃいましたね...
>心臓部たるユニットはプロに任せて
そうそう。
完成品のばらつきとか考えたら、絶対そっちの方が良いです。
今回は自分でやってみたかった事が2冊で6千円弱を支払った原動力です。(^^;
でも、自分でコーンやボイスコイルチューニングしたいとかの方も居られるでしょうし、私のような只のプチ工作マニア(^^;も居るのですから、こんなキット製品をレギュラーモデルにラインアップしても良いんじゃ無いかなぁ、とは思います。
でも、組み立て易いように部品を作るのって結構大変なことだと思う(機械や熟練工員さんのような訳には行かんでしょうから)し梱包も手間だと思うので、多分完成品よりは割高になるんでしょうね。
>推奨の大きさより大き目の密閉
ホントは密閉が無難なんでしょうけど、口径が口径なのでバスレフにして低音を少し持ち上げる積りです。(駆動力自体は有りそうですし ・・・マグネットの大きさ)
更に言えば、一度バックロードホーンってのも作ってみたいですね。
長岡教、という訳でも無いのですが(影響無い訳は無い)、以前の記事でネタにしたBOSEのWave Radio、あれは正にバックロードホーンの構造なのですが、信じられないくらい良い音出してたのが印象に残ってます。
>小さな箱でパソコン用のスピーカー
最近、PC用にチャンとした木箱のモニタが廉価で売ってますよね。
それと、コレも以前記事にしましたが、Harman-Kardonのスピーカー、PCにくっ付けてみたいです。
ただ、PCで音楽を全く聴かない(音も殆ど聞こえないくらいに絞ってます)ので踏み切れないで居ます。
>価格を抑える意味だけではないような感じがしますね
確かに、1個作りかけて失敗するケースや、1個試してダメ判定する人も居るでしょうし。
でも、どうせならスピーカー部分だけの通販もして欲しかったです。
本が勿体無い...
>一般に販売されているものと同じにすると
それこそ特性ずれが気になるでしょうね。
多分製造工程も、一緒には出来ませんから。
投稿: かめ | 2005.08.20 21:10
かめさん、こんにちは。
>>長岡先生
>何年か前に亡くなられたそうです。
>ホントに神様になられちゃいましたね...
そうですか。本当に、その筋ではカリスマでしたね。
>自分でやってみたかった事が2冊で6千円弱を支払った原動力
おお、そう高いものでもないのでは?
>こんなキット製品をレギュラーモデルにラインアップしても良いんじゃ無いかなぁ、とは思います。
もちろん、私もそう思います。ただ、最終的には音を聞くという形で使用するので、思う通りの出来具合にならないとアタマ来て入れ込むでしょうねぇ(自分が基準デス/^^;)
>一度バックロードホーンってのも作ってみたいですね
あ、バックロードホーンは10cmと20cmで作った事ありますよ。
(どちらも長岡先生の設計だったと思います)
10cmの方はとてもその口径とは思えない音がしましたがどうしても中低域が盛り上がっちゃって、大きな音量ではイマイチでした。
ただ、小音量でクッキリ聞こえるのは抜群でした。(夜な夜な聞くには最高でしたね)
20cmの方は特定の音源(モダンジャズのトリオ~カルテットぐらい)には素晴らしく良かったですね。前に紹介しましたFP203というユニットでFE203より少し高級感がある音でした。
(値段が倍以上ですからね/^^;)
ただ、他の音源が喧しくて結局バスレフにして、調整している間にほぼ密閉に近い状態で落ち着いちゃいました。
オーディオも一時期相当入れ込みましたが、引越しの関係で泣く泣く処分してしまい、どうしても手放せなかったLS3/5Aだけが大事に梱包したまま眠っています。(名前ぐらいはご存知ですよね。ネットで検索すると、結構凝った方のうんちくを楽しむ事ができます)
今回の話題などに触れてしまうとまた血が騒いでしまいますね。
では。
投稿: おsaito | 2005.08.21 15:47
おsaitoさん、こんにちは。
>思う通りの出来具合にならないとアタマ来て入れ込む
自由度が増える分、凝り性の方には弄りたくなる範囲が増えちゃいますね。
>バックロードホーン
バスレフ以上に共鳴を利用したものなので、シッカリと共鳴周波数を決めて、きっちり狙いどおりに共鳴させないと”最悪~!”な結果になるんでしょうね。
設計一発!とは行かないんでしょうねぇ。
他人様の設計だと、自分の好み/狙いに合ってるか、というのも問題でしょうし。
何れにせよ、何度もやり直す時間と根気が無いと、思ったようなのにならないだろうなぁ、と思い、躊躇してしまう部分ですね。(^^;
>LS3/5A
名前は聞いております。
英国のモニタスピーカーですよね。
当方、英国や米国の小型モニタに憧れつつも、(独身寮時代に壁掛けの都合上)JBLのcontrol1を買い、未だに唯一のスピーカーです。(^^;
漸くスピーカーケーブル買って来て、スピーカー単体で一度鳴らしてみようかと思って居たのですが、音源のCDプレーヤーが久々に電源入れたらディスクを認識してくれませんでした。(^^;
先ずはこいつの修理か!?
(アナログプレーヤーの上のガラクタ除けた方が速いと思いますが...)
投稿: かめ | 2005.08.21 21:53